こんにちは、あきらです。
私達夫婦は、妊活を始めて数カ月後に不妊専門クリニックへ行くことになるのですが、妊活、特にタイミング療法を始めてから私の身に降り掛かったメンタルと身体的な変化について書きたいと思います。
タイミング療法とストレス
タイミング療法とは、排卵日を正確に予測して、性行為をするタイミングを医師が指導することで妊娠に導く療法のことです。
私のストレスというのはその性行為のタイミングが決まっているということでした。正直なところ私達夫婦は妊活を始めるまでも性行為自体がそこまで多いわけではありませんでしたが、行為そのものにストレスを感じたことはありませんでした。しかし私にとっては性行為をする日が決まっている、というのが何よりの精神的プレッシャー、ストレスだったようです。
もちろん妊活に対してストレスを感じるのは男性だけではないと思います。なかなかできない事に妻もストレスを感じていたと思います。ただ、私にとってはこのタイミング療法というのは「一ヶ月の唯一のチャンス、絶対に精子を中に出さないといけない」というのが何よりのプレッシャーとなっていました。誤解していただきたくないのは面倒だからという訳ではなく、チャンスを逃すわけにはいかない、というプレッシャーによるものです。というのは普段から遅漏気味だったから。早く出さないと…、と意識すると益々出ない、その結果中折れする、さらに一度萎むと立たなくなるという…。ナイーブなので一度これをあると次のタイミングが苦痛でしょうがない。その結果、妻には大変申し訳無かったでのすが、ビデオを見ながら毎回していました。よく許してくれたもんです。
そのようにして何回かに渡ってタイミング療法を行ったのですが、既に妻が書いた通りこの治療では妊娠はしませんでした。とはいえ、本来ならば喜ばしいことでは無いのですが、次のステップに進んだことでホッとしたことを覚えています。
シリンジ法という選択肢
その当時は考えたこともなかったのですが、病院ではなくセルフで先端部が柔らかなシリコンでできた器具を用いて精液を吸い上げ、女性の腟内に注入するシリンジ法(自己受精)という選択肢があるようです。男性向けの商品で有名なTENGAがSeed inというシリンジキットを2020年の12月から販売しています。1本1300円と決して安いわけではないですが、互いにストレスを感じてうまく行かなくなるよりは割り切って使ったほうが良いように感じます。
正直なところ、パートナーの理解が必要になるのでなかなかこれを使うという決断に至るのは難しいかもしれません。ただ性行為以外の選択肢があるということを知っているだけでもストレス軽減につながるのではないでしょうか。

ここに書いたのはあくまで一例ですが、同じく妊活をしていた友人も似たようなことを言っていたので、意外とそういう人は多いのかもしれません。