不妊治療と仕事の両立
今までは治療のことのみ記していましたが、仕事しながら治療をしていたときのことを書いてみたいと思います。
私は結婚を機に関東から愛知に引っ越してきたため、はじめは失業保険をもらいながらゆっくりと仕事を探していました。
今まではフルタイムで働いていましたが、結婚後は私がおおまかの家事+パートタイムで働くということで週3日の9~15時の仕事を見つけ働き始めました。
不妊治療をはじめたのは働き始めてから約1年後のことです。
週3日の9~15時だったので仕事のあとに病院へ行ったりなどタイミング療法をしている間は特に問題なく通っていました。
問題になってきたのは人工授精をはじめたときです。診察で人工授精のタイミングが決まるのは結構直前です。
夫の精子がとれるのも会社に行く前なので2時間以内に持っていくとなると必然的に午前中に行かなくてはなりません。
週3日勤務なので休みの日に当たればいいですがそううまくいかないこともあります。
私の職場では休みを取りたい場合は他のパートさんに交代を自分で交渉しなければなりません。
なので私は人工授精の日の目星をつけて、その期間は休めるように調整していました。
仲の良い人がいたり事情を話せる人がいたらやりやすいのかもしれませんが、おばさまパートさんたちが多く、関係が悪いわけじゃないですが気軽に話せる人もおらず…。毎回お願いするのがしんどくなってきました。
そこで私は主任さんに相談。実はこの主任さんが昔に不妊治療でお子さんを授かっておりめちゃめちゃ理解のある方でした。
そういう事情ならと休みたいときは休んで大丈夫と言っていただき、さらに勤務形態も変えてもらって(私の職種的に変えやすかったのもあります)うまく両立ができるようになりました。
世の中こんなふうに理解のあるかたばかりではないので不妊治療と仕事の両立はすごく大変だと思います。
私は環境的にすごくめぐまれていて本当にありがたかったと思っています。
しかし、体外受精に進むタイミングで仕事をやめることになりました。
仕事をやめるきっかけ
多分この勤務形態であれば休みたいときに休めたので、体外受精との両立は問題なくできたと思います。
それでも私が仕事を辞めようと思ったのは仕事の内容にあります。
私がしていた仕事は子どもにかかわる仕事でした。
そのため走り回ったり、飛んだり跳ねたり、なかなかの重量の子を抱っこしたり、プールに入ったり…
心配性な私は身体的にも精神的にも負担のかかる体外受精をしながらこの仕事をできるのかと悩みました。
そしてそれがどんどんストレスになり、これはよくないなと思い仕事をやめる決断をしました。
幸い夫の給料でやっていけて、さらに実両親が治療代を少し援助してくれたのもあり私は治療に専念することができました。
仕事を辞めてすぐに体外受精にはいり採卵、移植そして子宮外妊娠の経験となりました。
その時には辞めずに仕事で激しい動きしてたらとちょっと怖くなりました。
負担の少ない他の仕事をしようかなと調べたりしたこともありましたが、前述してある子宮外妊娠での入院手術、さらにこのあともう一度入院するできごともあって何があるかわからなすぎて治療以外のことができませんでした。
そこからは関東に戻ってきてもずっと治療に専念でき、無事妊娠に至ることができました。
でも何もせずに家にいる時間が多いと検索魔になったり悶々としたり結局ストレスになるのである程度外とのつながりがあったほうがよかったのかもしれません。