D18、SEET法を行う日が来ました。
SEET法とは移植前に胚培養液を注入する方法のこと。
なぜSEET法を行うかというと…
胚移植の着床不全の原因の一つに受精卵と子宮内膜の反応不全がある。最近の研究では着床準備のためには受精卵からのシグナルが必要で、それと同調し子宮内膜は着床環境を整えていると考えられている。
胚盤胞移植単独ではそのシグナルを送るタイミングがないため着床不全の原因の一つになるといえる。そこで胚培養液を胚移植数日前に子宮に注入することにより、子宮内膜が刺激を受け、受精卵の着床に適した環境を作り出すことが解明された。(参考:はらメディカルクリニック)
SEET法には自身の胚培養に使用した胚因子を含む胚培養液を使用する「子宮内膜刺激SEET法」と着床継続を促す情報伝達物質であるGM-CSFを含む培養液を使用した「GM‐CSF含有SEET法」があるとのこと。
子宮内膜刺激胚移植法 | 簡易法 | |
---|---|---|
使用培養液 | 自身の胚を胚盤胞まで培養した培養液を凍結保存しSEET法に使用 | 着床継続を促す情報伝達物質であるGM-CSFを含む培養液を使用 |
時期 | 凍結融解胚盤胞胚移植の2~3日前 | 胚盤胞移植の2~3日前 |
回数 | 1採卵で1階の胚移植時のみ実施可能 | 回数制限なし |
成績 | 着床率:45.1% 妊娠率:40.6% | 着床率:39.6% 妊娠率:33.3% |
こちらの表もはらメディカルクリニックのページを参考に簡単にまとめさせてもらました。
成績については対象症例となるSEET法なしでの着床率:32.6%、妊娠率:28.8%との記載がありました。
こう見るとやった方が着床率、妊娠率ともに高く良いなと思うのですがネットで色々調べると賛否両論で、効果がないというのもちょこちょこ見ました。
今は希望者のみ行っているようですが私のときは最初からSEET法が移植スケジュールに組み込まれていたからやるもんなのかなと思ってやっていました。
効果があるかないかは別としてSEET法をやったらこんなデメリットがあるとかは見かけなかったので効果がでたらラッキーくらいに思ってました。
ただこれが10,800円もするので途中から効果ないならやめたいな…と思ったのも事実です😂
ちなみに私ははらメディカルクリニックで採卵をしていないので初めから簡易法で行いました。
ホームページにいくとわかりますが現在は料金が20,000円になっているようです。
私は胚盤胞移植の2日前、D18にSEET法を行いました。
方法としては胚培養液を子宮内に移植カテーテルを用いて注入します。
人工授精と同じような感じとのことですが、本当にそんな感じでなんか入ったなってというようでした。
終了後は少し横になったままで待ちますが、その後は普段通りの生活でOKとのこと。
起き上がった時になんか膣から出る感じがしてせっかく入れたのにでちゃったんかなとちょっと不安になります😂
はじめてのSEET法も無事に終え、いよいよはらメディカルクリニックでの初めての胚盤胞移植です☺